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Text File  |  1996-02-13  |  10KB  |  116 lines

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  19. □OpenDoc について
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  21. OpenDoc は複合文書の利用を可能にするソフトウエア・アーキテクチャであり、ユーザのみなさまに文書作成のための新しい環境を提供します。複合文書とは、テキスト、ピクチュア、サウンド等の様々なメディアをひとつの文書に貼りつけた文書です。OpenDoc の環境では、パートエディタをインストールするだけで、アプリケーションを区別することなく複合文書を作成できます。パートエディタは、OpenDoc 対応アプリケーションで使えるモジュール方式の機能追加プログラムであり、どのアプリケーションからも、そのパートエディタの持つ機能を使うことができるようになります。
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  23. ※※※ 掲載内容 ※※※
  24. OpenDoc のインストール
  25. パートエディタのインストール
  26. パートのひな形を作成する
  27. OpenDoc を使ってみる
  28. パート枠の操作
  29. 文書の版情報の管理
  30. エディタ設定の役目
  31. 必要なパートエディタは何?
  32. OpenDoc に必要なメモリ容量
  33. 英語版パートエディタのインストール上の注意
  34. 英語版 OpenDoc をインストールされた方へ
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  37. ◆OpenDoc のインストール
  38. OpenDoc のインストーラを起動したら、簡易インストールが選択されていること、及びインストール先のハードディスクがシステムのインストールされている起動ディスクであることを確認し、インストールボタンをクリックしてください。インストーラは、機種とシステムの種類を自動的に判断し、必要なファイルをハードディスクへインストールします。
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  40. ◆パートエディタのインストール
  41. インストーラが付属している場合は、そのパートエディタ用のインストーラを起動してしてください。詳しくは、そのパートエディタのマニュアル等をお読みください。インストーラが付属していない場合は、パートエディタを、システムフォルダ内の“エディタ”フォルダに入れてください。
  42. 【注意-1】パートエディタは、システムフォルダのアイコンの上にドラッグしても、“エディタ”フォルダへ自動的にインストールされず、“機能拡張”フォルダにインストールされます。その場合は、機能拡張フォルダを開き、“エディタ”フォルダへ手動で移動してください。
  43. 【注意-2】68K Macintosh 用のパートエディタは、通常の 68K 用アプリケーションと異なり、Power Macintosh でエミュレート動作いたしません。Power Macintosh でお使いの場合は、Power Macintosh 専用のパートエディタ、あるいは Fat バイナリ形式のパートエディタをお使いください。Fat バイナリ形式の場合は、68K Macintosh 及び Power Macintosh のどちらでも使用することができます。
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  45. ◆パートのひな形を作成する
  46. 通常は、パートのひな形ファイルは、そのパートエディタと一緒に配布されていますので、パートエディタのインストーラによって起動ディスクの“ひな形”フォルダにインストールされます。インストーラがない場合は、起動ディスクにある“ひな形”フォルダへドラッグしてコピーします。ひな形ファイルを破損したりハードディスク上から削除してしまった場合には、次の方法でパートのひな形ファイルを作成することもできます。作成されたひな形ファイルは、起動ディスクの“ひな形”フォルダに自動的に作成されます。
  47. (1) システムフォルダ内の“機能拡張”フォルダにある“OpenDoc ライブラリ”フォルダを開く。
  48. (2) システムフォルダ内の“エディタ”フォルダを開く。
  49. (3) ひな形ファイルを作成するパートエディタを、“OpenDoc ライブラリ”フォルダにあるアプリケーション“OpenDoc™”の上にドラッグする。
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  59. ◆OpenDoc を使ってみる
  60. OpenDoc は、それ自身単体では動作しません。OpenDoc 対応のアプリケーション、あるいは、パートエディタを使うことによって試すことができます。一般的に、OpenDoc 対応のアプリケーションをコンテナアプリケーションと呼びます。このアプリケーションでは、複数のパートを貼りつけることのできる複合文書の元となる台紙を作成します。この台紙の上に、テキストやピクチュア等のメディアを対応するパートエディタを使って貼りつけることができます。OpenDoc はドラッグ & ドロップの機能に対応していますので、デスクトップ上にあるクリッピングファイルやスクラップブックから、ドラッグして貼り付けることもできます。また、あらかじめ用意されたデータだけでなく、OpenDoc のひな形ファイルを貼りつけて、空のメディアを作成することもできます。これらのメディアデータは、コンテナアプリケーション上で直接編集できますが、“文書”メニューの“選択パートを開く”を選択することで、それぞれ別の編集ウインドウで編集することもできます。
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  62. ◆パート枠の操作
  63. コンテナアプリケーションで作成した台紙に貼りつけられたメディアは、大きさや配置場所を自由に変更することができます。メディアが貼りつけられたことを示すパート枠は、そのコンテナアプリケーションによって異なることもありますが、基本的には、次のような形態になっています。
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  71. メディアをパートとして編集するときは、そのメディアの配置箇所を示すパート枠は、灰色の太い枠で囲まれた状態となっています。パート枠自身の操作(サイズ変更や移動など)をする場合には、その灰色の枠の線上をクリックしてください。その時カーソルアイコンは手の形になっているはずです。この状態で、枠の移動や大きさの変更が可能になります。また、それをごみ箱へドラッグすれば削除することもできます。もちろんフォルダウインドウやデスクトップにドラッグ&ドロップすれば、そのパートを1つのクリップされたパートとして保存することも可能です。また、Macintosh の標準ユーザインタフェースで示されている通り、ドラッグ時にオプションキーを押していれば、そのパートはドロップ先へ複写されます。
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  73. ◆文書の版情報の管理
  74. 作成した複合文書は、複数の版の情報管理ができます。古い版の文書は、いつでも呼び出すことができます。“文書”メニューから“版情報の管理”を選んでください。その文書の版情報を管理するダイアログウインドウが表示されます。ここで、“版情報の保存”ボタンをクリックすれば、現在編集中の文書を最新の版(新規に作成した場合は第1版)として、作成者名及びコメントとともに保存できます。古い版の文書を削除したときは、最も古い版を第1版として、自動的に版数を更新します。
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  76. ◆エディタ設定の役目
  77. “コントロールパネル”フォルダにはエディタ設定というファイルがインストールされています。これは、Macintosh にインストールされているパートエディタで、どのような種類/分類のデータが扱えるかを知るために一覧表示するものです。また、それぞれのデータを編集する際、そのデータを扱う省略時のパートエディタを設定することもできます。例えば、テキストを編集する複数のパートエディタがインストールされていると、クリップボードからテキストをコンテナ文書に張り付けて編集する時に、どのパートエディタを用いるか自動的に判断できないため、このエディタ設定であらかじめ対応するパートエディタを設定する必要があるのです。この一覧表示では、Finder と同じように、項目見出し (種類/分類/エディタ) をクリックすれば、その項目名で並び替えることができます。
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  79. ◆必要なパートエディタは何?
  80. 編集しようとするメディアに対応したパートエディタがインストールされていないと、そのメディアを貼りつけた場合、台紙となるコンテナ文書の上には灰色の四角い枠が表示されます。これを編集しようとすると、代替エディタを指定する旨のダイアログが表示されますが、代替できるエディタがインストールされていないため、表示や編集することができません。テキストやピクチャは基本的なメディアですので、それらを編集するためのエディタは最低限インストールしておきましょう。
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  82. ◆OpenDoc に必要なメモリ容量
  83. OpenDoc をインストールしただけでは、メモリはそれほど消費されません。なぜなら、OpenDoc は、Shared Library と呼ばれる機能拡張ファイルで構成されているからです。Shared Library ファイルのもつプログラムコードは、従来のシステム起動時に読み込まれる機能拡張ファイルとは異なり、それの持つ機能が呼び出された時にだけ、動的にシステム用のメモリに読み込まれます。このプログラムコードのサイズは、開いているパートの数に関係なく、約2MBです。これとは別に、パートが編集しようとするメディアのメモリも必要となります。この時に必要なメモリ使用量の情報はそれぞれのパート文書が持っています。320KB のメモリ使用量を初期値として与えられていますが、そのパートでより大きなデータを編集するときは、メモリ使用量を増やす必要があります。“文書”メニューから“文書情報”を選び、文書情報ダイアログの“サイズ...”ボタンをクリックしてメモリ必要条件ダイアログを表示します。このダイアログで文書に割り当てるメモリ使用量を調節します。なお、ここでメモリ使用量を変更した場合は、再度その文書を開き直す時点まで有効になりません。
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  85. ◆英語版パートエディタのインストール上の注意
  86. 英語版パートエディタをそのパートエディタに付属のインストーラを用いて、漢字Talkシステムの起動ディスクにインストールするときは、以下の点にご注意ください。
  87. − インストール先のフォルダ(“Editors”フォルダ、“Stationery”フォルダ)
  88.  インストーラによっては、パートエディタを“エディタ”フォルダではなくシステムフォルダ内の“Editors”フォルダに、ひな形ファイルを“ひな形”フォルダではなく起動ディスク上の“Stationery”フォルダに、インストールすることがあります。この場合は、インストールが完了したあとに、それぞれ正しいフォルダへ移動してください。
  89. − “Documents”フォルダ
  90.  インストーラによっては、起動ディスク上に“Documents”フォルダを作成して、そこにファイルをインストールする場合があります。この場合についても上記と同様に、インストールされたファイルを“文書”フォルダへ移動してください。
  91. − 分類名の英語表記
  92. OpenDoc 自身が認識できない、新たなメディアをもつパートエディタをインストールしたときには、そのパートのパート種類は英語表記になっています。そのメディアを認識する別の日本語版パートエディタをインストールすると、いままで英語表記されていたものが日本語表記に変わりますが、動作上は問題ありません。
  93. − エディタ設定の項目の並び替え
  94. 英語版のパートエディタがインストールされている状態で、エディタ設定の項目名の並び替えを行った場合、英語版パートエディタの情報は常に日本語版パートエディタの項目の後に表示されます。これは各国語のスクリプトごとに並び替えられているためです。1バイト英字の種類名をもつ日本語版パートエディタがインストールされていると、前記の理由のため正しく並び替えられていないように見えることがありますが、不具合ではありませんのでご了承ください。
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  96. ◆英語版 OpenDoc をインストールされた方へ
  97. 漢字Talkシステムに英語版 OpenDoc をインストールされていた方は、以下の手順で英語版 OpenDoc のファイルをシステムフォルダから削除する必要があります。英語版 OpenDoc を削除せずに日本語版 OpenDoc をインストールすると、システムの動作の不具合が発生する恐れもありますのでご注意ください。
  98. − 機能拡張フォルダ
  99.  “Appleィ Event Manager”ファイル、“SOMobjectsェ for Mac OS”ファイル、“OpenDoc Libraries”フォルダをゴミ箱にドラッグして捨ててください。
  100. − コントロールパネルフォルダ
  101.  “Editor Setup”ファイルを前記と同様に捨ててください。
  102. − “Editors”フォルダ
  103.  すでになんらかのパートエディタがインストールされている場合は、日本語版 OpenDoc をインストールした後に、前節と同じように、そのパートを“エディタ”フォルダへ移動してください。
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  115. Copyright© 1994-96 Apple Computer. Inc. All rights reserved.
  116. Apple,  the Apple logo and OpenDoc are registered trademarks of Apple Computer, Inc., registered in the U.S.A. and other countries.